解体開始から5日目にあたる27日、第1展望台の屋上付近まで自ら下がってきた北側のクレーン(TC2号機)は、西側のクレーン(TC1号機)によってジブ(クレーンの腕)が解体されました。
翌28日には、オペレーター室が解体され、地上に下ろされました。
雨が降ったこの日は、雲の中での作業となりました。
高さ375m付近からは地上の景色が全く見えませんが、安全に配慮し作業を進めました。
北側のクレーン(TC2号機)解体後は、東側→南側→西側と時計回りに解体していく予定です。
東京スカイツリー建設の”花形”だったタワークレーンの解体作業が、23日から始まりました。
今回は、その初日の様子をお伝えします。
つくり方大公開!上級編「タワークレーンの解体」でご紹介したとおり、4基のクレーンのうち、初めに解体するのは北側のクレーン(TC2号機)です。
建て方専用機であるこのクレーンは、荷揚げ専用機よりも高い位置にあるため、解体する前に高さを下げることから始めます。
この日の作業では、旋回体が自らマスト(支柱)を下りていき、上部に突き出たマストを吊り出しました。(マストクライミングと逆の手順による解体を、クライミングダウンや逆クライミングと呼びます)
この作業を繰り返して第1展望台の屋上付近まで下げた後、西側のクレーン(TC1号機)を使って解体していきます。
今後は、クレーン同士で解体する様子もお伝えしていきますので、ぜひご注目ください。
東京スカイツリー特別仕様のタワークレーン4基は、塔体鉄骨などの荷揚げや建て方に大活躍してきました。タワーの高さが634mに到達し、大きな資材の荷揚げが完了した今、その役目を終えたタワークレーンはいよいよ解体されようとしています。
さて、ここで素朴な疑問が思い浮かびますよね。
第一展望台(高さ375m)の屋上に設置されたタワークレーンは、どのように解体され、どのように地上へと下ろされるのでしょうか?
今回の「つくり方大公開」では、4基のクレーンを解体していく流れや、最後の1基を下ろす方法など、「タワークレーンの解体」についてご紹介します。
「なるほどー」と思っていただけるでしょうか。ぜひご覧ください。