5年目職員Sです。久々の投稿です
中心部のエレベーターシャフトに続き、ツリー全体を支える塔体の鉄骨工事も始まりました。
順打ち工法で掘り進めた各鼎の掘削底で掘り出したナックル・ウォールの上に直接鉄骨の柱を
建て込みます。
これから2年以上続く塔体の鉄骨工事の無事を願い2月5日の大安吉日に西の鼎からスタート
しました。この日は暦の二十八宿で斗(と)、十二直で平(たいら)に当り、柱を建て始める吉日
とされています。
写真は全体平面の三角形の頂点に位置する一番大きな柱C1の足元をセットしたところ。
通常設計図では、柱は英語で柱を意味するColumnの頭文字Cの記号で表されることが
多く、一番大事な柱から番号が割り振られていることが多いですが、今回もこのC1が
ツリーを支える要になっているようです。
C1は、1m当り6t 弱と重たいため、ブツ切りにして現場で積上げ溶接してつなぎます。
大きさも重さも道路を運べる限界に近く、これ以上重たくするとクレーンの吊能力も越え
てしまいます。
通常のビル建築ではこんな大きな柱は見たことがありません。
しかも柱と呼ぶには長さが短くずんぐりむっくり。普通の鉄骨柱は寝かせておいて、
建てる時に起こしますが、この柱は最初から写真のように建てたままで置けます。
低層棟の柱です。普通はこんな風に寝かせておきます。
現在では3本目の東側の鼎もスタート、最初に始めた西の鼎では、順次鉄骨を積上げ
地上に芽が出かかっています。
写真はずんぐりむっくりのC1の4段目をセットしているところです。
鉄骨についているトゲトゲはスタッドといい、コンクリートとの付着を良くし
基礎コンクリートに荷重を伝達する大事な役目をするものです。
今建てている鉄骨は全てコンクリートに打ち込まれ、大事なツリーの基礎となります。
このように、目立たないところでツリーの鼎の鉄骨工事が着々と進んでいたのですが、
現場の外からもわかる範囲もこの数ヶ月で、めまぐるしく変化しています。
1月の現場はこんなでした。
H21年1月23日撮影
が、2月ではこんなに変化が・・・
H21年2月17日撮影
中央のエレベーターシャフトの鉄骨が5階レベルまで建てられ、それを囲む低層棟の
鉄骨も順次それに追いつこうとしています。
なぜ、この部分を5階まで先に建てているのかはまた後日説明します。
一方周辺部の低層棟の鉄骨は、線路側から4階床まで建てていて、その範囲を
広げています。
H21年2月18日撮影
こちらをなぜ4階まで建てているかもまた後日。
最後に、塔体の内側から空を眺めたサービスカット。
中央のエレベーターシャフトの鉄骨をツリーの中心から見上げたところです。
真ん中にポッカリと開いた、シャフトに取り囲まれた円形のスペースは、「心柱」が
入るスペースになります。
また近況報告しま〜す! CIAO