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用語集

心柱(しんばしら)
日本の伝統建築である五重の塔の独立した各層を貫く中心の柱のことで、地震や強風時に揺れを低減する役割があると考えられている。
東京スカイツリーでは、この考えになぞらえ、「心柱制振」と呼ばれる最新の制振システムが導入されている。ツリーの心柱は直径約8mのRC造(鉄筋コンクリート造)の円筒で、周囲の鉄塔とは構造的に切り離され、制振のための重りの役割として、タワーの中心部を地下階から第一展望台の上部に至るまで貫いている。内部の空洞は階段室として使用される。

鼎(かなえ)
鼎(かなえ)は中国古代の金属製の容器。普通、鼎の足は3本であることから、3という数を表すことがある。使用例としては、二人で話す対談に対し三人では鼎談(ていだん)など。カメラの三脚など、3本の足でその上に立つものを支えるのはバランスがよく、東京スカイツリーも3本の足で建っている。この3本足のそれぞれを今回の工事では鼎と呼んでいる。

順打ち工法(じゅんうちこうほう)
地下階(躯体・くたい)の構築工法。鉄筋コンクリート造が主体の地下躯体を造る方法は、施工手順によって大きく2種類に分かれるが、そのうちのより一般的な工法。
最初に地下躯体を造る部分の土を全て掘削し、下から上に順番に躯体のコンクリートを打設する。下から順に造っていくので、次に説明する逆(さか)打ちではない工法の俗称として「順打ち」と呼ばれる。

逆打ち工法(さかうちこうほう)
地下階(躯体・くたい)の構築工法。鉄筋コンクリート造が主体の地下躯体を造る2種類に大別される方法のうちの1つで、超高層建物を造る場合によく使われる。一般的な順打ちとは反対に、建築物の地下躯体を上から下に向って造る。通常とは逆の手順で躯体を造っていくので、「逆(さか)打ち」と呼ばれる。
地盤面から下にある各階の床を、山留壁を押さえる支保工として構築しながら、1層ずつ掘り下げていく。作業ができる1階の床をまず造るので、地下階を造りながら、地上階を同時に造ることができ、工期が短縮できるなどのメリットがある。

逆打ち支柱(さかうちしちゅう)(構真柱=こうしんちゅう)
逆打ち工法で上から順に作る床を支える柱のことで、構真柱とも呼ばれる。床は、構造的に柱、梁に支えられて成立しているため、床の構築には柱が必要で、あらかじめ地盤面から地中に埋込んでおく。柱を支える場所打ち杭を構築する際に、その場所打ち杭のコンクリート中に、鉄骨の柱を建て込む方法をとる。この逆打ち支柱を掘出して、梁、床を構築する。

山留め(やまどめ)、山留め壁(やまどめかべ)
地下階をつくる場合に地下階分の地盤を掘削するが、その時に周辺の地盤が崩壊しないよう防止すること。山とは土を意味する。
また、この周辺の地盤が崩れてこないように押さえる仮設の壁を山留め壁という。

山留め支保工(やまどめしほこう)、切梁(きりばり)
山留めを行って深く掘るときに、山留め壁が倒れてこないよう押さえる突っ張りを山留支保工という。このうち対面の山留め壁同士を突っ張りあうために、水平に渡した突っかえ棒のような役割の仮設材を、水平切梁という。一般的には水平を省略し切梁と呼ぶことが多い。

建方(たてかた)
柱に梁、桁などの主要部分を組み立てること。ビル建築などゼネコンが扱う建築物の場合、普通は鉄骨造の柱、梁を組上げる作業のことで、鉄骨建方が正式だが、略して建方ということが多い。

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