6年目のSです。
久しぶりに工事ネタを書いてる気がしてますが、気のせいでしょうか
さて、最近になって外部の枠組足場の上から、何やらちらちらと見え隠れし始めました。
これ、なんでしょう。
東街区より撮影(7/15現在)
東街区より撮影(7/30現在)
正解は、外塔の鉄骨柱です。
青いネットで柱廻りを囲っている所には、柱と柱をジョイントする際の作業用足場が設けられています。この足場では、外塔の鉄骨柱を建込む作業、溶接作業、塗装作業が行われます。作業が一通り終わると、この足場は解体され、後節の鉄骨柱で再度利用されます。
実はこの足場は、4F荷捌きヤードに特別に地組された構台を用いて柱に取り付けられています。
私たちはそれを、『ロケット台』(通称:発射台)と呼んでいます
2009.3.11のブログで紹介したように、普通の建物の柱鉄骨は寝かせておいて、手で持てる足場を取り付けるのですが、タワーの太い鉄骨に大きな足場を取付けるには柱を立てて置いた方が作業がしやすく効率的なのです。
そこで、立てて置いた柱を支えるロケット発射台のような構台を考案しました。この構台は、柱の高いところに足場を取り付ける為の足場の役割もするわけです。
ロケット台(職人さんは発射台と呼んでいます。)
発射〜
タワー最上部では、鉄骨鳶の方はもちろん、2009.7.7のブログで表彰された大浦工測の職方さんも建て方精度確認の際に活躍してます!
建て方の様子(建て方精度確認中)
柱等の溶接はタワー建設の命であり、工程・品質上でとても重要な作業です。(一本の柱を溶接するのに3日も要するものもあります)これから夏も本番を向かえるにあたって、太陽に一番近い最上階で且つ日中ずっと同じ場所で作業をし続ける溶接工の方々にも頭があがりませんね。熱中症にならないよう、水分・塩分補給に加え、休憩もほどよくとって、体調管理に十分注意して作業をお願いします
最期に、最上部よりスカイツリー周辺の様子を写真におさめてみました。
いかがですか
タワー最上部(H75m付近)の現状<錦糸町方面>
現状のタワーよりも高い建物がまだ見られますネ