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先生が生徒の日

今日は、東京スカイツリーのある業平橋駅から電車でんしゃで約45分、東武動物公園駅での出来事を紹介します。

 

ちなみに東武動物公園駅は、東武動物公園鳥が開業した昭和56年からの駅名で、以前は杉戸駅と呼ばれていました。杉戸駅は日光街道の宿場町の一つだった杉戸宿から由来しており、駅としての開業は明治32年でとても歴史があります。
東武動物公園駅

 

さて本題です!東武動物公園駅から車で約10分のところにある杉戸町生涯学習センターで、大林組の技術担当者が埼玉県杉戸町の小中学校の先生に向けて「東京スカイツリーの造り方」を講演しました。

 

杉戸町の小学校と中学校の先生たちで構成される杉戸町教育研究会では、先生たちの見聞を広めるため、大学の先生や企業で活躍する人を呼んで、さまざまなテーマで講演会を行っているそうです。先生はやはり常に勉強しているんですね。拍手

 

杉戸町教育研究会
up東京スカイツリーのパンフレットを広げながら聴講する先生たちは真剣そのもの

 

参加された先生は188人。いつもは教える側に立つ先生たちは、ゲイン塔の組み立て方リフトアップ工法、タワー中心の心柱を造るスリップフォーム工法など、東京スカイツリーの造り方の説明に耳を傾け聞き耳を立てる、熱心にメモを取っていました。

 

「世の中で注目されているものは、子どもたちも関心を持っています」と話す杉戸町教育研究会部長の校長先生。好奇心旺盛な先生たちは、夏休み後に子どもたちに東京スカイツリーの造り方を熱く語ってくれるのでしょうね。
その話を聞いた子どもたちからの感想を楽しみにしていますメールブルー

鉄骨タワーとコンクリート

今日は、東京スカイツリーの「コンクリート打設」についてご紹介しましょう。

 

鉄骨を積み上げて造る東京スカイツリーに「コンクリート」のイメージはないかもしれませんが、展望台や機械室などのフロアでは、現場でコンクリートを打設して床を造っています。

 

ビルの建築でコンクリートを打設する場合、打設するフロアまで地上から生コンを圧送する方法がありますが、東京スカイツリーのような高さでは通常の設備で圧送することができません。

 

downそこで採用しているのが、「ホッパー」と呼ばれる輸送用の設備です。
まず、生コン車から、この巨大なホッパーに5㎥の生コンを積み込みます。
ホッパーに生コンを積み込み

 

down次に、タワークレーンで第一展望台の屋上まで吊り上げます。
第一展望台の屋上は高さ375m。タワークレーンでホッパーを揚重すると一回につき20〜30分はかかるので、2台のクレーンを使って効率良く作業しています。
ホッパーをタワークレーンで揚重

 

downそして、コンクリートを混ぜながら運搬する「アジテーター」といわれる機械で受けます。
あとは、左隣に見える「圧送機」でコンクリートを打設エリアへ送ります。
生コンをアジテーターで仮受け

 

 

第一展望台は青いネットで覆われて中が見えませんが、こうして着々と工事が進められています。

 

コンクリート工事は、生コンの仕様確認をはじめ、工場への数量手配、生コン車の搬入動線の計画、タワークレーンの手配、打設順序の検討、そして各作業に関わる職人さんの手配など、さまざまなプロセスを事前に調整しておく必要があります。「段取り」がとても重要なんですね。

 

また、打設した後も締め固めや養生などをしっかりと管理することが、東京スカイツリーの高い品質につながっていくので、工事担当者は一つひとつのプロセスを大切にしながら作業にあたっています。

 

いつか展望台に登る機会があったら、ぜひ足元の床をご覧になって、そんなことを思い出してもらえればと思います。

 

「東京スカイツリーがある街すみだ」が開催されます

8月28日(土)、墨田区役所2階の「すみだリバーサイドホール イベントホール」で、新タワー建設推進協議会サマーイベント「東京スカイツリーがある街すみだ」が開催されます。

 

東京スカイツリーによる賑わいを地域活性化につなげようと、地元・墨田区の新タワー建設推進協議会が主催するイベントです。東京スカイツリーの事業者である東武鉄道と東武タワースカイツリー、墨田区観光協会、大林組が協力しています。

 

当日は16時から、東京スカイツリーへの期待と墨田の観光を話題とするトークショーや、来場者参加型のクイズ大会が行なわれます。トークショーでは、「今しか見れない風景がここにある」と題して、まさに今成長を続けている東京スカイツリーの写真も紹介される予定です。

 

また、イベントホール前の常設ブースでは、東京スカイツリーに関する質問に関係者が答えるコーナーや、パネル・模型の展示など、楽しくて役に立つコーナーを設ける予定です。
皆さまもぜひ足をお運びください。

 

※トークショー及びクイズ大会へのご参加には会場の都合上入場整理券が必要です。
   入場整理券は会場周辺のケータリングショップでお買い物していただいた方にお渡ししております。

 

■イベントに関するお問い合わせ先
墨田区 産業観光部新タワー調整担当
新タワー調整課 宮代(みやしろ)・杤谷(とちたに)
電話 03-5608-1470

 

チラシ 新タワー建設推進協議会サマーイベント 〜東京スカイツリーがある街すみだ〜 (PDF:180KB)

ただいま428メートル

1週間で10メートル伸びて、428メートルになりました。

 

ただいま428メートル

夏休み企画!親子学習会

8月も半ばになり、子どもたちにとっては夏休みの宿題鉛筆便箋が気になってくる頃ですね。
今年の夏休みの自由研究では、建設中の東京スカイツリーについて学んでいただこう!ということで、8月8日(日)、小学生とそのご家族を対象に、親子学習会が開催されました。

 

東武鉄道キッズサイト“TOBU BomBo Kids”(と〜ぶボンボキッズ)の夏休み企画によるもので、事業者である東武鉄道と東武タワースカイツリー、設計者である日建設計、施工者である大林組の4社が合同開催しました。
多数の応募をいただいたなかから、抽選で選ばれた親子40組、約100名の皆さんが参加してくれました!男嬉しい女

 

親子学習会

 

down子どもたちは、普段は立ち入れない建設現場の中に入り、最大で直径2.3メートルもある鉄骨に触れて、その大きさに驚いていました。
タテ、ヨコ、斜めに組み合わさった塔体鉄骨を見上げ、「おっきいジャングルジムみたい!」「完成したら、高尾山よりも大きくなるなんてすごいな〜」と歓声が上がっていましたよラッキー
親子学習会

 

down鉄骨と同じ太さ・直径2.3メートルの輪に入り、鉄骨の太さを体感してもらいました!
親子学習会

 

down現場を見学したあとは、子どもたちからの質問に個別にお答えしました。参加した子どもたちは熱心にメモ鉛筆を取ったり写真カメラを撮ったり、新聞記者のような表情を見せてくれました。
学校の先生もビックリするくらいの立派な自由研究に仕上がりそうですねグッド
親子学習会

 

参加してくださった皆さん、暑いなかありがとうございました!おてんき

 

パソコン参考情報
東武鉄道のキッズサイト“TOBU BomBo Kids”(と〜ぶボンボキッズ)では、親子学習会のレポートなど楽しいイベント情報を多数掲載しています。

 

ただいま418メートル

塔体鉄骨の建て方が進み、高さが10メートル伸びました。

 

東京スカイツリー418m

板氷でクールダウン!

さて、先日、この現場における熱中症対策をご紹介しましたが、今回はその続編です。

 

down夏場に現場内の売店で売れ筋なのが、この板氷。
タワーの上の方で作業する職人さんたちは、いったん上がったら、なかなか下りてくることはありません。そこで、作業場所に大きなポットを持って行って、その中に板氷を入れておきます。そうすれば冷たい飲み物で熱い体をクールダウンできるというわけです。
熱中症対策

 

暑さも寒さも彼岸まで。この猛暑に負けず頑張っていきましょう!

暑サニモマケズ・・・熱中症対策

今年の夏は本当に暑いですね。そんななかでも、東京スカイツリーの建設は着々と進んでいます。
暑さになんか負けないぞ!ということで、今日は現場で取り組んでいる熱中症対策を紹介しましょう。

 

down朝礼会場やエレベーター前など現場内の各所に掲示してあるのが、この「熱中症指数」です。
温度や湿度などをもとにWBGT(湿球黒球温度)という指数を計算し、全員に注意喚起しています。
水分補給や休憩で予防しましょう、ということなんですが、周りに具合の悪そうな人がいないかなど、皆で気配りしていきましょうという意味でもあるんですね。
熱中症対策

 

downそれと、この現場で勧めているのが、脱水状態に適している「経口補水液」という飲料。水分と塩分を摂取できるのはもちろん、糖分もすばやく補給できる優れものです。
この日の朝礼では、ポカリスエットで有名な大塚製薬さんの「OS-1」(オーエスワン)という経口補水液を全員で飲み干しました。ちなみに、点滴と同じ効果があるらしいです。
熱中症対策

 

 

その他にも、送風機で涼しい風を送ったり、塩タブレットを摂取して塩分を補給したりと、いろいろな方法で熱中症防止に努めています。まだまだ暑い日は続きそうですが、安全と健康に配慮しながらこの夏を乗り切りたいと思います!

溶接作業で1本のタワーへ

今日は、高さ395m地点から「外周柱の溶接」についてレポートします。

 

7月30日にタワー中心部のシャフト鉄骨の建て方を再開し、東京スカイツリーの高さはついに400mを超えました。現在、タワー最上部では12本の外周柱の鉄骨建て方が進められています。

 

外周柱は、タワークレーンで所定の位置に積み上げた後、上下の柱を固定調整用の器具で仮にジョイントします。そして、ミリ単位で柱頂部の傾きやねじれを調整しながら溶接していくわけですが…

 

down溶接する前に、まず鉄骨をシート型のヒーターで予熱します。鉄骨の材種ごとに決められた所定の温度まで部材を温めた後、作業を開始できます。(柱にぺタッと貼り付けてあるオレンジ色のシートがヒーター、その左側に見えるのが固定調整用の器具です)
外周柱の溶接

 

downこんな感じでヒーターをめくり、非接触型の温度計などで予熱温度に達したかを確認します。
外周柱の溶接

 

downそして溶接。職人さんは火花などから身体を守るため、真夏でも長袖、手袋、前掛け、面の完全防備で作業します。
外周柱の溶接

 

しかも、溶接する場所は風などを防ぐためにシートで覆っているので、体感温度はサウナより暑く感じるほどです。

 

夏場は特に大変な作業ですが、「たくさんの部材を1本のタワーへとつないでいく」という大きな役割を担い、今日も暑さに負けず頑張っています。

 

以上、夏の太陽がギラギラと照りつける建設現場からお伝えしました。

 

「打てば響く」は安全の第一歩

今回は「あいさつ」の話をご紹介しましょう。

 

東京スカイツリーの現場では、毎朝、朝礼会場の入り口に職長さん(作業員のリーダー)たちがズラリと並んで、「おはようございまーす!」と爽やかにあいさつしています。

 

そう、この現場では、「皆で声をかけ合って、コミュニケーションを良くしていこう」というあいさつ運動をかれこれ1年くらい続けているんです。
朝礼でも、誰かがあいさつすれば全員が大きな声で返してくれます。「打てば響く」って感じですね。

 

現場内を歩いていても、すれ違う人の多くが「お疲れさまでーす」と元気に声をかけてきます。1日に何百人というメンバーが一緒になって造りあげていく現場だからこそ、コミュニケーションが大切になるんですね。世界一のタワーへと積み上げていく工事も、こういった小さなことの積み重ねに支えられているんだなあと感じます。

 

それでは、今日もご安全に!

 

あいさつ運動
up朝礼会場の入り口では、ズラリと並んだ職長さんたちが爽やかにあいさつしています

 

あ
up安全掲示板前に、あいさつ運動の推進を掲示しています。大切なのは毎日の心がけですね

東京スカイツリーと大輪の花

東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」が7月31日(土)に開催されました。高さ408mの東京スカイツリー®をバックに打ち上げられた花火は約2万発。天空へと伸びる大樹が華やかな大輪を咲かせたようにも見える、素敵な夏の夜空でした。

 

ちなみにこの隅田川花火大会、主催者ホームページによると、その由来となったのは1732(享保18)年の水神祭とのこと。今から273年前、江戸8代将軍・徳川吉宗の時代というから驚きですね。江戸時代から続く伝統行事と、未来へと伸びていく東京スカイツリーの競演。夏の楽しみが、また一つ増えた気がします。

 

隅田川の花火大会

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