ものづくりで世界をつなぐ
2011.2.9 Wednesday
2月3日に、東京・千住にある海外技術者研修協会(AOTS)の東京研修センターで、フィリピンからの研修生を対象に、東京スカイツリー建設に関する講義を行いました。開発途上国への技術協力の一環で開催されたものです。
プロジェクト・マネジメントを学ぶためにフィリピンから来日した10名の皆さんは、建設や通信、製造などさまざまな業界で働き、自国ではリーダーとして活躍する方ばかりです。
今回講師となった大林組の社員は、東京スカイツリーの建設技術を英語で説明し、「風の揺れは工程にどの程度影響するのか」、「鉄骨はどこから運搬してくるのか」など多くの質問にも答えました。
緻密な計画と工夫の数々に、研修生は感嘆の声を上げ、深くうなずきながら熱心に聞き入っていました。
講義後は、業平橋駅近くの東京スカイツリーインフォプラザで説明を受け、インフォプラザの屋上から建設中の東京スカイツリーを見学しました。
世界に誇れる建設技術を紹介し、研修生の皆さんにも満足していただけたようです。建設を通じて世界の人々とつながったことに、喜びを実感した一日でした。